しょーしきのしょーしつてん

消失点を探そうと思います

祝・奴隷との生活-Teaching Feeling-正式アップデート

 奴隷との生活-Teaching Feeling-が正式にVer.1.21にアップデートされましたね。以前からベータ版として今と同じデータが公開はされていましたが、今回のアップデートまで待ったという人も多いのではないでしょうか。アップデートの内容としては、着せ替えのバリエーションの追加、服屋と飲食店の店員との会話の追加、頭を撫でる他頬を撫でるコマンドも追加されました。とはいえ、やることは変わりません。頭を撫でて、服を着替えさせて、一緒に甘いものを食べて、えっちなことをして、との繰り返しです。

 が。それらを全部さっぴいたとしても、今回のアップデートは素晴らしいものでした。

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なにせ、セーラー服の上にエプロンという組み合わせが実現できるのですから!!

 もう一度言います、セーラー服の上にエプロンという組み合わせが実現できるようになったのです!!!
 

 セーラー服とエプロン、いいよね……。
 まず、何故セーラー服なのか。シルヴィの場合は違いますが、セーラー服というのは原則的には制服であり、学校に行く際に着る服ということになります。そして、制服を着る時間はいつか、となると当然ながら朝でしょう。そして、その上にエプロンということは、作っているのは必然的に朝食ということになります。朝、学校に行くための準備を整え、その上で、朝食の支度をするためにセーラー服の上からエプロンをつける……最高のシチュエーションではないでしょうか。
 
 これ、ブレザーでは駄目なんです。セーラー服じゃないと駄目なんです。ブレザーとなると、ジャケットを脱いでその上に別な汚れてもいい服を羽織るという選択肢を取ることもでき、制服を汚さないようにするために必ずしもエプロンをつける必要はなく、むしろ合理性を考えればエプロンよりもジャケットを脱いだほうがいいという事になりがちです。やはりエプロンをつける制服はセーラー服でなければいけないのです。ブレザーならジャージとの組み合わせのほうが好きです。

 その他、f:id:syousiki:20160210212938p:plain
 エプロンドレスとヘッドドレス等も追加されました。デフォルトの呼び方がご主人様なのでようやく来たかという感じですが、好きな人にはお勧めです。
 いやあそれでもセーラー服とエプロンには敵わないですけどね……

とうとうあの生活を始めてしまいました……


 方々で話題のあのゲームをとうとう始めてしまいました。あれだけ話題になっているだけあってすごく楽しい。できることが限られている分同じことを繰り返しても面倒という気分にならず、あまりパターンはないとはいえ親愛度によって違う反応が返ってくるのが嬉しい。この辺に関してはカスタムメイドオンラインよりも上だと思う。もうしばらく触ってないけど。

 現在のステータスはこんな感じf:id:syousiki:20160118235930p:plain

 まだ一線を越えてない感じですね。このデータではしばらくの間手を出さない感じで行こうと思います。エンディングがない分、どんな選択肢を取ってもいいというのがいいですね。無論同じことを繰り返すのが苦手だ、嫌いだという人には向いてないかもしれません。私はこの手のゲームにおいて数値が段々上昇していくのを見るのに喜びを見出すタイプなので全く苦痛には感じません。もっともこれがツリー型調教システムだったらやってないと思いますが。

 お気に入りのシステムはシルヴィからの呼び方を変更できるところです。
 例えば、f:id:syousiki:20160118235906p:plain
 ご主人様→旦那さまに変えてみたり。人によっては「お兄様」にしたり「せんせぇ」にしたりもしているのかもしれません。基本的に敬語なので妹好きの人は「お兄様」「兄さん」辺りにするとよいかもしれません。主人公は医者という設定なので普通に「先生」もありでしょう。でもリアル教師が「先生」とか「教授」とかにしてたらちょっと引く。
 
 着替えもそこそこ開放してまして、現在こんな感じf:id:syousiki:20160119002205p:plainf:id:syousiki:20160119002218p:plainf:id:syousiki:20160119002235p:plain
 あとは色々空きはあるけど解放条件がよく分かってない。服屋の店員が毎回服の色が変わるのも個人的に好きなポイント。あと、コレはいいなーと思ったのが靴下の項目の黒スケ、白スケ。足の部分の傷が透けて見えるとかもうエロすぎてどうしようもないレベル。

 それから今後の要望としましては、ワンボタンでスクリーンショットが撮れるようになるととても嬉しい。今の時点で困ってるわけではないけど、好みの衣装に着せ替えてSSをポンと撮れるようになるととても嬉しい。それから服のバリエーションもですが、もっと髪型にバリエーションがつけられるようになったらいうことなし。欲を言えば時間経過で髪が伸びてきて美容院に行くコマンドとかが実装されれば最高だと思います。も一つおまけに言うなら主人公を最初に男か女か選べるようになったら他の追随を許さない唯一無二の存在になってしまうのではないでしょうか。シャーリーのダークサイドverみたいな。

 で、シルヴィの年齢についてもちょっと気になるところなんですが、それについてはまた今度、別な記事で書こうと思います。
 明日も頭をなでなきゃ。

新装版サイボーグクロちゃんが懐かしくて面白い

 いつの間にか新装版のサイボーグクロちゃんの1巻2巻が出ていたので買ってた。この手の新装版はバッチリ世代なので買わざるを得なかった。もちろんメダロットとかも。読んでて思ったのは自分でも思いのほか連載初期から本誌で読んでたんだなということ。3話辺りから当時のボンボン本誌で呼んだ記憶があった。3話っていうとクロちゃんがデパートで剛くんとミーちゃんのコンビと一戦交えるところですね。手足が絡まるの2階の敵とかクロちゃんおなじみの大剣を取り出すときに「もっと右 盲腸のあたり」とかも台詞はともかくバッチリ覚えてるのに驚き。あと3話といえばクロちゃんがミーくんを助けるときの「まだご主人様にカリを返してねえんだろ?」がとにかく最高。サイボーグクロちゃんを読んだことない人でもこのシーンは知ってるという人も多いのでは。後々の話になりますがミーくんが剛に助かられた経緯とか知ってるともうこのシーンだけで泣きそうになっちゃう。
 
 なんとなく覚えてるレベルじゃなくてもうはっきりと記憶してるのといえば6話の何回の荒波バトル! がもう最高に笑える。アイハブが特攻したかと思いきや「いや~思わず脱出しちゃったよ」からの「お前はプリンセス天功かっ」の突っ込みの流れが懐かしくて声を出して笑ってしまった。他にも銀行強盗回の「銀 行 強 盗 !!」(スチャ!がたまらなく好き。がんばれミーくん2号の出産シーンとかも。1巻の巻末オマケは「パシフィック・サム」。言わずとも分かるがパシフィック・リムのパロディ。都合よくオーサム・コサムというキャラを作っていた点がうまい。
 
 2巻までで話が進むの例のコタローが登場するところまで。3話のときと似たようなシチュエーションだけども「おそかったじゃねーかコタロー」のところとかも涙腺に来る。コタローといえば意外なことに今後大事なキャラクターとなるジム(鈴木)は1巻の時点で登場しているという。役に立たないからあだ名がジムってひどいと思う。将来は同じガンダム趣味の嫁さんが見つからるからいいけど。
 改めて読むともうテンポが天才的。正直なところメダロットとか改めて読むと「ここってこんなコマ割りだったっけ?」とか思うところが多々あったが、クロちゃんはその辺の省略の仕方が笑いどころになっていて笑わずに読むのは不可能。
 
 そして非常に喜ばしいのは全6巻というところ。今後4冊もクロちゃんが読めると思うとこの先が楽しみ。思い出補正もありつつとはいえ、1巻2巻の時点でところどころ涙腺にきているというのにマタタビ編、クロちゃんの過去編、ミーちゃんのサイーボーグ化の話、最終話近くのゴローの話とかもう絶対泣く。今思い出すだけでも辛いのに読んだら絶対なく。でもって段ボールの奥とかに突っ込んでおいて、10年後とかに思い出してまた泣く。間違いなく。

まこさおはいいぞ

 まこさおはいいぞ。
 まこさおとは冷泉麻子×武部沙織のカップリングのことである。個人的にはこのカップリングがガルパンの中で一番好きだ。だが、今回はまずガルパンにおける百合とカップリングについて全体の概論を置きたいと思う。

 ・そもそもガルパンって百合か?
 ガルパンが百合作品かどうか、というのは正直に言って微妙なところだといってもいいだろう。作中にはっきりとこれは百合ものだなと分かる決定的な「描写」はほとんどない。だが、舞台設定の様々な場面に百合「要素」がちりばめられているということはガルパンという作品を視聴した人間には分かってもらえるだろう。まず、舞台となる大洗女子学園は名前の通り女子高である。「男が好きって百合なんだよな……」という名言があるが、ともあれこの作品にはまずほとんど男が出てこない。大洗女子と同年代の男子は全く出てこないし、出てくる男といったら彼女たちの親ぐらいのものであり、それにしたっても2人しかいない。画面を占めるのはほとんどが女子ということになる。これは立派な百合要素といってもいいだろう。また「要素」という意味ではプラウダ高校のノンナのことを忘れてはいけない。何といっても趣味が「カチューシャ日記をつけること」である。いつも自分が肩車している相手の観察日記である。穏やかじゃない空気がひしひしと、シベリアの冷気のように伝わってくるのを感じる。
 描写ほとんどない、とはいったものの、第一話でみほが沙織と華と友達になったあたりの表情からこれは百合描写ではないかという空気を察知した人もいるかもしれない。かくいう私もその一人である。だが、それこそが今回のタイトルであるまこさおはいいぞに繫がるのである。

 ・まこさおの絶妙バランスに震えろ
 一話の描写からして王道カプはみほ×沙織ではないかという人は多いだろう。もちろん私もはっきり描写されている百合描写としてはあそこが一番強いのではないかと思う。情勢が変わるのは第3話。麻子が沙織の幼馴染としてみほが率いるあんこうチームに加入することになる。幼馴染、その甘美な響にときめく者は数知れず、私もその一人である。幼馴染は百合の王道にして正道、ここに至ってまこさおを志さないわけがない。しかし、実際にまこさおの描写はほとんどないのでは? という疑問もあるだろう。だが、考えてみれば、麻子が戦車を動かすのが3話と少し遅いのは明確な理由があるように思える。それはもし麻子が一話から登場していたら、というIFを考えてみればすぐ分かる。もし麻子が一話から登場していたとすると、一話の学食のシーンで沙織が麻子を見つけてみほと華の二人に紹介することになるであろう。だが、もしそこで麻子が沙織の幼馴染として登場してしまうと、みほ・沙織・華・麻子の中で一番関係が深いのは沙織と麻子ということになってしまうのは確定的だ。そうなると主人公であるみほが慣れない環境で友だちを見つけ、再度戦車に乗り込むというこのこの物語の動機となる部分が薄まってしまうのだ。つまり、第一話としてみほをクローズアップしていかなければならない以上、みほが最初に友だちになる必要性があるのは沙織と華でなくてはならないのである。それほど幼馴染という関係は強く深いものなのである。次に仲間に加わる優花里殿は以前からみほのことを知っている訳であり、これもまた、第一話で登場させてしまうとみほと優花里殿の仲が特別に良くなりすぎてしまう。ガルパンというアニメは登場人物が仲間になる順番によって全員が程よく仲よくなるための調整をされているということができるだろう。つまり、まこさおは、描写が少ないからカップリングとして弱いとかマイナーカプであるという説は全く意味をなさず、むしろあんこうチームの中でどこか一つのカップリングた強くなりすぎないようにバランスを取るためにあのような描写をされているのだと考えるべきなのである。ご理解いただけただろうか。

 ・だが、他のカップリングを蔑ろにしたいわけではない
 まこさおの正しさについて語ってきたが、だからといって他のカップリングについて間違っているとは思わない。口を酸っぱくして言うが、ガルパンのカップリング、特にあんこうチームは非常にバランスの取れた仲の良さを我々に見せつけている。一話の描写を信じてみほ×沙織を推す者を私は否定しない。あんこうチームに限らずみほ×杏も決して悪いものではないし、みほ×まほも、みほ×エリカだって同じくらい尊いし、みほと各校の隊長のハーレムだって悪くない。大事なのは各人が各人の好きなカップリングを愛し、育てる事なのである。その中で自分にとっての一番を見つけていくのが、自分を信じる事、自分の好きなカップリングを信じることなのである。決して他のカップリングを否定することが自分のカップリングを正当化する方法ではない。

 最後なのでもう一度いっておく。
 まこさおはいいぞ。

何故ガルパンはいいのかを考えてみる

 

 全国のあちこちでガルパンはいいぞと唱えるだけのガルパンはいいぞおじさんを大量発生させている映画ガールズ&パンツァー劇場版。私も2回も見に行ってしまいました。しかしながら、右も左もガルパンはいいぞ唱えるのが流行してしまいじゃあ具体的にどこがいいのかという話が聞こえてこないため見に行こうかどうかためらってしまっている人も中にはいるのではないかと思います。そんな人のためにどこがいいところなのかを感想とともに挙げていこうかと思います。ただしこの感想は2回目を見た人間のものだということにご注意ください。TV版は二回目を見た後そのままDVDで全話視聴しました。あの最終話がすごく王道の学園青春物って感じでなんというか……最高やな!
 じゃあどこがよかったのかっていう話ですがまずは何といっても音響ですね。戦車の砲撃音、爆発音、走行音等々、劇場で見るからこその迫力が存分に楽しめます。これは今後ソフト化されたとしても味わうことができない点だと思います。これを爆音上映で身に行ける人は非常に羨ましい。仮に戦車に興味ない、ガルパン見たことない、という人でも冒頭の親善試合での戦闘シーンを見れば十分にこの先の100分を退屈することなく見ることができるでしょう。
 それから展開の分かりやすさ、ワンパターンともいえる王道さも評価できる点ですね。ともすれば陳腐な展開とも言えますが、過去に闘った相手が続々応援として駆けつけ数の不利を詰めて、各戦車の個性を生かして各上の相手と互角以上にわたり合い、最後は敵の総大将との決戦、という展開に燃えざるを得ない。何より戦車が魅力的に描かれているおかげで、戦車が絡んで動いているだけで気持ちがいい。
 親善試合が終わって次の試合が始まるまでの、大洗一同が学園艦を下ろされている間の展開が若干中だるみだとか茶番だとかという話もありますが、まあそれに関してはイマイチ反論できないなというところはあります。戦車を一旦避難させてから帰ってくるのが早すぎないか? とか、色々。どうせならもっと学園の外で不満が溜まっていたところで戦車が戻ってきてフラストレーション大解放してくれれば良かったのではとも思いますがそれだと試合が決まったところがイマイはチ盛り上がらなくなるだろうから仕方ないのかな? とか。
 あと、キャラが多くて何が何だか分からん、という声もあるのかもしれませんがそれに関してはあまり心配はいりません。キャラに関してはそれぞれチーム単位で覚えてしまえばどのキャラが何なのかというのをそこまで覚えなくても楽しめるようになっています。もし劇場版を見て面白いと思ったらアニメ版を見るなり公式ホームページを見るなり二次創作を漁るなりすれば十分かと思います。
 劇場版で取り上げられたキャラといえばアンツィオ高校(イタリアモデル)のアンチョビや、継続高校(フィンランドモデル)のミカなどもかなりいいキャラをしています。特に継続高校の活躍は素晴らしいものがあり、大学選抜チームの隠し玉に対し多大な戦果を上げています。継続高校の戦車であるBT-42の戦闘シーンに流れる、フィンランドの伝統楽器カンテラで奏でられるフィンランドの民謡Säkkijärven Polkkaは一度聞けば忘れられなくなること間違いなし。ニコニコ動画では「人生に必要なBGM」とか「自走砲がパーシングをいじめてるときのBGM」とかわけわからんタグをつけられている始末。ガルパンの方もいいけどアコーディオンで演奏されることが多い原曲もいいぞ!
 
youtu.be

 だらだらと書いてしまいましたが、とにかく戦車のカッコよさがこれでもかと詰まっており、「あ、これ作った奴はオタクだな」とはっきり分かる内容となっています。オタクが自分の好きなことを話すときに饒舌になるように、戦車に関してこれでもかとカッコよく描かれており、一般層にも受けるようにとか、ちょっと教養っぽいところを入れようとか凝ったことをしてみようとかの気取ったところがない直球の映画になっています。とにかく見ていて爽快で気持ちのいいところを徹底的に詰め込まれているので、見終わった後のスッキリ感もひとしおです。はっきり言って120分でも短い。このペースでならあと5時間は行けると思わせてくれます。大好きな食べ物をあっという間に食べ終わってしまい、もっと食べたいなあ、と思わせる魅力があります。

 ガルパンはいいぞ。

文学フリマに参加します

 今更な告知ですが、11月23日の文学フリマにて「ロリータの温度」という本を出します。ブースはE-28「絶望系青春同盟」です。


 援助交際をメインにおいたコピ本となっております。頒布価格は300円を予定しております。いつも例のシリーズから名前を拝借してつけている訳ですが、今回はとうとう「千春」の登場と相成りました。ファミレスで作業していることが多かったのですが、もし中身を見られてたらドン引きだったかなあと思いました。
 同じブースでは義里カズさんの文庫本「「あの頃一番の輝石」」もあります。
 詳細はこちらにもあります。
第二十一回文学フリマに参加します - 絶望系青春同盟E-28 --- 絶望系青春同盟
 当日は宜しくお願いします。

【Hearthstone】Secret Paladinに関する考察

 現在のラダーを荒らしまくっているデッキであるSecret Paladin。私も実際に使ってみたのですがこのデッキの強いこと強いこと。私のような下手くそでもこれだけ勝てるのであればそれなりの腕がある人ならばかなりの勝率を出すことができるかもしれません。今回はそんなシークレットパラディンについて考えてみました。

 1.そもそもシークレットパラディンとは?
 シクレパラとはTGTの新カードMysterious Challenger(以後ミスチャレ)をデッキの中核に据え、まとめてシークレットを張ることによるアドバンテージによって勝利するデッキを指します。Abusive SergeantやArgent Squire、Secretkeeperなどを採用したアグロタイプと、Tirion FordringやDr. Boomを採用したミッドレンジタイプの2種類があります。武器の枚数を変えたりMurloc Knightを入れたりなど、比較的デッキの内容に関しては幅があるようです。序盤を武器やminibotで耐え、6ターン目にミスチャレをプレイするというのが基本的なスタイルになります。アグロならばその時点でフィニッシャーであり、ミッドレンジならば相手がミスチャレとシクレの対処に困っているところにBoomやTirionを出してとどめを刺す、という戦い方が多いようです。

 2.Mysterious Challengerのどこが強い?
 まず、単純に6マナ6/6というステータスが優秀です。同じようなカードにプリーストのTemple Enforcerがありますが、あちらも地味ながら、プリーストを使い始めたころはお世話になった人が多いのではないでしょうか。
 次に能力であるシークレットを全種セットするという点。これが非常に強く、とにかくミスチャレは除去しづらいミニオンとなっています。パラディンのシークレットはどれも単体ではそこまで機能しませんが、複数同時にセットすることでその効果は何倍にもなります。一般的なミスチャレをプレイした後のシークレットの動きを確認しておきましょう。
 1.Noble Sacrifice発動→Noble Sacrificeが死亡→Avenge発動でミニオンが強化(ミスチャレが9/8に)→RedemptionでNoble Sacrificeが復活→次ターンCompetitive Spiritで残ったミニオンが強化(ミスチャレは10/9に)
 よくあるパターンです。ミスチャレ以外のミニオンが場に残っている場合はミスチャレ以外にAvengeがかかることもありますし、Competitive Spiritの効果は大きくなりますし、Muster fo battleなどのミニオンが残っている場合は一気に盤面が強化されます。相手からすれば6/6であったはずのミニオンが一気に10/9まで育つので非常に驚異的です。
 また、シークレットをデッキから全種貼り付けるということはデッキを最大で5枚ほど圧縮できるということに他なりません。デッキが圧縮されればその分ドローが良化され、2枚目のミスチャレであったり、Dr.BoomやTirionといった更なる大型ミニオンを引く可能性も高まります。

 3.じゃあ弱点は?
 弱点を上げるとするならば、ミスチャレがなかなか引けず、シークレットが手札に何枚も来てしまうという所謂手札事故や、6ターン目までに大きなアドバンテージをとってくるデッキなどは比較的苦手としています。パラディン側としてはShield mini Bot、Muter for battle、True silver championなどで序盤をしのごうとしますが、それよりも早いデッキには対処しきれない場合もあります。例えばフェイスハンター。フリージングとエクスプローシプの2種のシークレットが面倒で、特にMuster for battleがエクスプローシブで壊滅した時などは目も当てられません。ミスチャレを出したとしても6ターン目となるとかなりの体力を奪われていることが多く、そのまま押し切られることもしばしばです。また、最近多いテンポメイジやメックメイジもなかなか面倒です。Mechwarperのような2/3のミニオンはminibotで対処できず、Snowchuggerで武器を封じられてしまうと一気にボードをとるのが困難になります。FireballやPolymorphのようなカードでミスチャレを除去されるのも厄介です。Fireballで倒された場合はシークレットで復活することもありますが、Polymorphをされると復活するのは1/1の羊になってしまいます。また、一度に決められなかった場合はパトロンに蹂躙されることもあります。ヒロパの1/1を大量に展開しているとパトロンバーサーカーの餌になってしまいます。TGTで出てきたドラゴンプリーストも苦手な部類です。序盤から展開される高ヘルスのTaunt群を突破するのは至難の業です。ミスチャレがDeathで除去されることも多いので相性はとても悪いので、ひたすら相手の手札が事故ることを祈ることにになります。

 4.今後のシクレパラについて
 少なくともミスチャレがNerfされたり新たなシクレ対策カードが出てこない限りはこのままの状態が続くでしょう。もしNerfされてもダストが返ってくるので今のうちに使いたい人は使っておきましょう。シクレパラを倒したい、という人はMechメイジ・テンポメイジでミスチャレが出てくる前に盤面を制圧して短期決戦を意識するのがよいでしょう。