しょーしきのしょーしつてん

消失点を探そうと思います

麻雀って楽しいよね

 賭博は刑法185条によって禁止されています。

 タイトルと本文がいきなり食い違っていますがそれはそれで。要するに賭博でない、完全にゲームとしての麻雀がもうちょっと広まってもいいんじゃないかという話。
 麻雀は偶然の要素も多いながら、計算や数え上げなどで状況を理解可能な場面も多くあり、パズル的な面も強いです。それ故に運だけのゲームではなく実力が成績に影響しうるのですが、当の麻雀やってる人間どもが麻雀は運ゲーだとか実力は関係ないみたいなこといって自分たちの首を絞めてるのが現状なんじゃないかみたいな気がします。やってる当人たちがゲーム性を理解してないってどうなの。
 しかもそれを助長しているのが世の中の麻雀漫画で、雑誌を適当に開けばやれ流れがー勢いがーとか測定不能な物をあーだこーだ言っているページに当たり、それでいてちゃんと数字通りの麻雀をしている方が負けるというチンパンジー展開が多すぎて、そんなんばっか読んでたらそりゃ数字の計算できなくなるわと。
 それに比べれば能力系麻雀漫画の咲の方がまだマシなレベルです。咲は作者がネット麻雀が強く、しかも作中の牌譜についてもあーだこーだ最初から並べてみているという話がある通り、既存の麻雀漫画の中では麻雀の描写としてはかなり細かい方だと思います。例えば県予選決勝の先鋒戦、キャプテンが井上のリーチに対してドラを通すシーンなんかは、卓上の情報を全て加味すれば、実際に通るかどうかが分かるようになっています。*1
 麻雀漫画って世の中ではニッチなジャンルだと思うので、麻雀漫画の影響って結構あると思いますし、それが麻雀というゲームに対する誤解を生むとなるとそれってよくないよなーとか思うわけで、例えば麻雀漫画の公告って雀荘の宣伝と後出会い系の公告がほとんどなわけで、出会い系の公告載せておいて麻雀の健全化もクソもないだろうと。
 個人的にはいわゆる健康麻雀、賭けない、飲まない、吸わないがもうちょっと普及して、ノーレートのフリー雀荘が増えてくれればいいなーと思うんですけどね。最近は漫画喫茶に併設して麻雀卓を貸してくれる店とかもあるようですし、そういうのがもうちょっと増えてくれればなーと。

*1:まず単純な枚数の数え上げにより、両面とカンチャン待ちは否定されて、シャンポンと単騎はタコスの手牌の並びに対する観察で否定できるのでドラが通るという結論に。能力じゃないんですよあの場面は