しょーしきのしょーしつてん

消失点を探そうと思います

雀荘に行こう!

 年明け一発目に雀荘行ったら危うく国士に振り込むところだったしょーしきです!

「ネット麻雀はやるけど実際の牌を触りたいなあ…でも麻雀牌持ってないし友達もいないからそんな機会ないんだよな…しかし雀荘とか怖いし行けねえ……」

 という皆さんお任せください。私しょーしきが雀荘デビューを一からサポートします。これを読めば誰でも雀荘で遊ぶことができるようになるでしょう!


・準備編
 
 さすがにはい近場にある雀荘の看板見つけたら入ってーというわけにはいかないので、まずは色々な準備が必要となるでしょう。とはいえ対して難しいことはないのでちゃっちゃとやってしまいましょう。

 1.天鳳で初段まで上げる
 雀荘にいる客の平均レベルは"ネット麻雀5段程度"といわれています。じゃあ5段まであげないとやばいじゃん! と思う人もいるかもしれませんが、あくまで平均レベルだということを考えれば、常勝が目的でない限り初段程度の実力があれば勝ったり負けたりはできるといえるでしょう。ちなみに点数計算などはできなくても大丈夫ですし、もし不安なのであれば「点数計算分からないんで教えてください」とか始まる前に言っておけば許してもらえることが多いです。ちなみに天鳳以外のネット麻雀は私よくわかりません。

 2.雀荘の場所やルールを調べる
 雀荘の場所についてですが、とりあえず駅の近くのビルの2階以上にあることが多いです。理由は良く分かりませんが、おそらく負けている人が窓から逃げたりしないようになのではないかと思っています。麻雀放浪記といえば窓からの脱出。また、チェーン店の場合はインターネット上でルールが出ていることがあるので、それをあらかじめリサーチしておくと緊張も解けるでしょう。ちなみにどんな雀荘でも初めて来たお客さんにはゲーム開始前にルールを説明してくれます。

 3.レート・ウマ・ご祝儀を確認する
 フリー雀荘で行われている麻雀は立派な賭博行為です。一応警察に許可を取っているのですが、もし「あの雀荘賭博してますよ!」と通報されれば警察が来てその場で麻雀をしている人は捕まります。もっとも、警察の方も暇ではないので通報されない限りは警察がくることはありません。で、レートに関しては、チェーン店ならルールと同じくネット上で確認できますが、そうでない場合はまちまちです。店の前に看板があって出ている場合もあれば、店内に入らないと確認できないこともあります。一般的なレートと順位ウマ、チップのご祝儀を以下に列挙しておきましょう。

 ・点3(0.3の意)
 1000点30円という一番安いレートです。「0.3」と書いてあることが多いです。初めてのフリー雀荘というならばこのレートがある所に行ってみるのが良いでしょう。

 ・点5(0.5の意)
 1000点50円というレートです。「0.5」と書いてあることが多いです。点3の店はあまり多くありませんが、点5の雀荘は色々なところで見つけることができるでしょう

 ・点ピン(1.0の意)
 1000点100円というレートです。単純に1000点棒一本が100円一枚というレートになります。おそらく世の中の雀荘ではこれが一番主流でしょう。買った場合は点5の2倍の金額になりますが、負けた場合ももちろん2倍です。

 ・ウマ
 順位によって払ったり貰ったりする金額です。500-1000とか10-25とか書いてあることが多いです。単位に気をつけなければいけませんが、500-1000はゲーム終了時に3着は2着に500円、4着はトップに1000円を払うという意味になります。おそらく5000円-10000円とかだと法的にアウトになる可能性があるのでないとは思いますが、単位には気をつけましょう。

 ・ご祝儀
 基本的にはチップのことを指します。多くの場合赤ドラと裏ドラ、一発につきます。多くの場合は1枚につき500円ですが、点3や点5のレートでは200円や300円のこともあります。

 これらの情報を組み合わせることにより、トビ終了や4位で終わった時に出ていく金額を割り出すことができます。例えば、25000点持ちの30000点返しというルールで、点ピンのウマ500-1000と書いてあった場合、スコアが-30ということになるので、3000円+1000円で4000円をトップに払うことになります。もちろん-30より酷ければもっと取られますし、ご祝儀も含めるとそれだけでは済まないことはいうまでもありません。

 4.現金を用意する
 基本的には、上記のレートの"20倍"の金額を用意すれば良いといわれています。点5なら1万円、点ピンなら2万円を用意すれば良いでしょう。ただし、上記の通り、4位の時に出ていく金額を把握しておいて、「もう2回以上ラスは取れない」という状態になったら大人しく帰るようにしましょう。

・実践編

 1.店選び
 さて準備が終わったらいよいよ雀荘に足を踏み入れましょう。準備編で自分がどんな雀荘に行けばいいのかはある程度把握できたかと思いますが、立地や店の規模によって違いはあるのでちょっと触れておきます。

 ・チェーン店
 雀荘にはチェーン店が存在し、「さかえ」「ウェルカム」「マーチャオ」「さん」などが有名です。田舎でなければチェーン店に行くことはできるでしょうし、初心者にも優しいので初めての雀荘としてはおススメです。また、麻雀プロが勤務していることもあるので、お目当てのプロがいる場合はチェックしてみてはどうでしょう。

 ・チェーン店以外
 個人経営の雀荘が多いです。店の品質はピン切りで、若い人が多い店年寄りが多い店等々色々な店があります。レートは点ピンがほとんどでしょう。チェーン店という選択肢がない場合はこちらを選ばざるを得ないのですが、品質の見極めができないうちは避けた方が無難でしょう。もちろん、色んな雀荘を巡ってみるのも楽しいんですけども。

 
 2.店に入ったら
 初めて入る店なら初めてかどうかを確認され、ルールを説明されます。靴を脱げる店、履いたままの店など色々な違いがあります。基本的には緊張しなくても大丈夫ですのでリラックスして、貰ったタオルで顔を拭きながらルールを聞きましょう。
 飲み物は多くの場合ドリンクバーがあって無料なので、好きな飲み物を頼みましょう。店員に対して敬語で「コーラお願いします」とか「コーヒーをお願いします」と頼むと良い印象を持たれます。あと、どんな飲み物があるのかな~と気になるかもしれませんが、適当に吹っ掛けると結構色んな物がでてくるので試してみましょう。日本茶、コーヒー、コーラ、ウーロン茶、ポカリスエットアクエリアス、ジンジャーエール、栄養ドリンク、梅こぶ茶等々、意外と無茶振りが通ることもあるので気負わずに聞いてみましょう。
 お腹がすいたら何か食べることもできます。雀荘側が許可を取っているようでしたらその場で食事を作ってくれます。定番はカレー、他にはカツ丼やラーメン、焼きそばなどが一般的です。ちなみに私がよく行く雀荘だと生姜焼き丼や肉豆腐、肉雑炊なども300円程度で食べることができます。こういった調理の許可を取っている雀荘はチェーン以外が多いです。チェーンの許可を取ってない店の場合はカップ麺や出前がメインとなります。こちらもカップラーメンやカップ焼きそば、ラーメン屋の出前ならラーメンやチャーハン、寿司屋の出前を取ってくれることもあるので、近くの食べ物屋をチェックしておくのは重要と言えます。

 3.対局時の注意
 さてゲームが始まったらあとは実力を出せるように頑張ってください。
 ただし、店の中でのローカルルールやマナーには気をつけましょう。先ツモ厳禁、口三味線現金、発声はしっかりする、点棒を投げないなど、極々一般的なことを守れば大丈夫です。ただし、それをやってくる人と同卓してしまったら気分を害さないうちにさっさと帰るのがお勧めです。

 4.退店時
 そろそろ時間が~とかもう4位とれないな~といった感じになったら帰り支度です。一緒に打っている人に「次で終わりにします」とか、近くにいる店員に「ラス半で」と告げるとスムーズに済みます。ラス半というのは「ラスト半荘」の略で、これをラストにして帰りますよ、という感じの意味合いを持ちます。これを店員に告げておくと、もし待っている客がいた時にスムーズに案内できるので店員に喜ばれます。
 帰り際にはどうもでした~とかいって帰るとまた好感度が上がるので、簡単に挨拶していくとよいでしょう。2度と来ねえよ! という場合はその限りではありません。


 さて、いかがだったでしょうか。これらのことをしっかり守っていけば雀荘デビューしても失敗はないでしょうし、自分なりの好きな雀荘もすぐに見つけることができるでしょう。では、快適な雀荘ライフを!

 ※初期投資ができるなら全自動卓を買ってしまうと楽です。