しょーしきのしょーしつてん

消失点を探そうと思います

解説(悪)

 タイトルは「かいせつかっこわるい」と読みます。
 何がかっこ悪いかというとこれから始まるしょーしきの七夕掌編の解説です。普通に考えて自作の解説なんてかっこ悪いというのが決まりで、それでもなおしゃべっておきたいというのがさらにかっこ悪いというループですがとにかくしゃべっておきたいのだから仕様がないでしょう。 
 今年の七夕掌編はこちらです→七夕掌編ver2012


 まずタイトルが適当なのは考える余裕がなかったからです。そもそも日付が変わる30分前に書き終わったのにタイトルがそう簡単に決まるわけがないという話です。じゃあ普段タイトルつけるときどうしてるかといわれると、えーと、多分書き始めてからとか書き始める前とかになんとなくタイトルのイメージがあることが多いのですが、今回は完全にノープランで書き始めたのでそういう余裕があまりなかったように思います。それと普段は4/3構成、すなわち一つ余計な章が一つある感じだったのですが、今回はそれすらありません。どれだけ何も考えずに書いていたかがお分かりいただけるでしょう。
 次にタイトルごとの副題について。また余裕がなくてそのまんまストレートな記述になっていますが、それぞれ、去年一昨年の七夕用のキャラの再登場であります。登場した時点から数えて何年後、という計算なのですが、この計算が書いてる間よく分からなくなって30分くらい紙とペンの前であれこれ図を書いて格闘しました。
 ここで言ってしまうと、2010年の七夕色の2年後が2011の笹傘、のさらに2年後が今回のver2012という流れになっています。なので、4年後というのは七夕色から4年後、2年後というのは笹傘から2年後ということになります。それぞれ年齢をいうと、19歳、18歳、22歳、17歳、17歳、19歳ということになります。誰が誰に当てはまるのかは本文を読んで答え合わせしてみてください。といっても名前がないので大変だとは思いますけど。
 何で登場人物に名前つけてないのかっていうと、端的に面倒だったっていうのが第一なんですが、2年後のところでなんて呼ばせるかだけ迷いました。結局センパイになりましたけど。まあでもセンパイって一度使ってみたかったんですよね。というか各キャラを書くのが1年とか2年ぶりだったのでこいつらどんな奴らだったかなってちょっと困りました。あと「登場人物に口癖やら趣味やらを持たせるとことあるごとに強調する作家がいる」みたいなことがナボコフのロリータに書いてありますが3/3の断言してもいいに関しては全くもってその通りだなと感じました。でも強調すると楽なんですわ。
 それから、3/3の最後に出てきた犬については、笹傘との関係が気になるところですが、ご想像にお任せします。まあ、私の性格次第なわけですけど。