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しょーしきのしょーしつてん

消失点を探そうと思います

【漫画感想】左カゲトラ「はつじょーでいず」

 成コミの好みの問題や評価の手法についてはこちら
【漫画感想】ホムンクルス 「レンアイサンプル」 - しょーしきのしょーしつてん
をご覧ください。
 私は基本的にハッピーエンドが好きな人間なのですが、エロ漫画において私が求めているようなハッピーエンドはなかなか難しいのだと最近気づきました。ストーリーもののエロゲー等ならば物語の終盤にエロを持ってくることによってハッピーエンドになる、いうなれば「ハッピーセックスエンド」に持っていくことができるのに対し、エロ漫画だと読み切りにせよ前後編や#1~5のような連作にせよ毎回エロがある必要があります。前者のエロゲーにおけるエロが起承転結の「結」に当たるのに対し、エロ漫画では起承転結それぞれに対応するエロが存在する場合もあります。こちらもいうなれば「ハッピー&セックス」になります。それ故に、エロまでいけばとりあえずハッピーエンドという訳にもいかない、という事態がエロ漫画ではよくあります。よって、成コミにおけるはっきりしたハッピーエンドとは結末ではなく過程である、ということが言えるのではないでしょうか。エロ漫画では過程が多少アレでも最終的にエロまで行けばハッピーエンド、ということにはならないということです。
  

 さて余計な前置きが付きましたが、左カゲトラ先生の「はつじょーでいず」を読みました。前の単行本はLOコミックスのらぶちゅーらいふでしたね。データは以下の通り。

作者
 左カゲトラ
出版社
 コアマガジン
収録作品
・FOOLS
Extra Track Sweet Bitter Candy
 適合度4/5
Ep.1 Baby cruising love
 適合度5/5
Ep.2 My Home
 適合度5/5
Ep.3 Home Sweet Home
 適合度5/5
Ep.4 あの人に似ている
 適合度3/5
Ep.5 君の名前を呼んだ後に
 適合度5/5
・Liar! Liar!
 適合度4/5
・放課後1H
 適合度3/5  
・Loop
 適合度4/5
・プリズム
 適合度2/5

(トータル適合度40/50*100=80)
 FOOLSは連作。起のセックス承のセックス転のセックス結のセックスそれぞれいい感じでした。唯一評価が低いのがEp.4ですが、これがつけられる目いっぱいのところです。ここに先生が混ざってきたらさらに1点下がったことでしょう。エロ漫画においてはどうせエロから始まるなら最初から恋人同士のほうがエロにページ割けるしより幸せな感じを演出できるしいいことづくめだということを再確認させてもらえました。それ以外の前半にFOOLSがやってくれたせいで後半の作品がちょっと押され気味かなという気もします。シチュエーションがよく似た放課後1Hなんかは特にそうです。最後に載っているプリズムはじゃあ百合だけでやってくれ、頼む…といいたくなる一本。れずちゅーらいふみたいな感じで百合だけの単行本一冊出してくれないかなと切に思います。あとは全体的にタイトルがいい感じですね。Liar! Liar!なんかはこのタイトルのお蔭でだいぶいい感じになってるなあと思いました。
 前作のらぶちゅーらいふではなんで結局先輩と先生で3Pやねん、それがなければほぼ満点だったのに、というところを解消してくれていたのはすごく良かったですね。個人的な満足度の話ですが。それ以外でも、全体的に漫画として上手くなってる? と思わせるところが多々ありました。FOOLのラストの煙草が折れるところとかもすごく良かったです。らぶちゅーらいふが好きだった人もいまいち合わなかったという人にもお勧めできる一冊なのではないでしょうか。