【漫画感想】ホムンクルス 「レンアイサンプル」
成コミの好みは人によって違うものであり、ある人にとっての真理が別な人にとってはこの世から抹殺したいほど許しがたいものであったりすることが多々あります。そんな中で成コミについてあれこれ点数をつけたとしても、それが客観的に意味のある指標となることは難しいといえるでしょう。ならばいっそのこと、読んだ人の好みにどれくらい合致するかという「適合度」で測ることにすれば、「似たような好みの人の評価」を当てにするための手助けにもなるのではと思う次第であります。
前置きが長くなりましたがホムンクルス先生の「レンアイサンプル」を読みました。前回の「はじらいブレイク」に続く2冊目の単行本ということになります。データはこの下にどーん。
作者
ホムンクルス
出版社
ワニマガジン社
収録作
・ビキニの法則
適合度4/5
・I LOCK YOU
適合度4/5
・なつのけもの
適合度4/5
・Be Natural
適合度4/5
・レンアイサンプル
適合度2/5
・至近距離恋愛
適合度4/5
・沈黙姫
適合度3/5
・小悪魔@ほーむ
適合度3/5
・妹☆注意報
適合度4/5
・ガールフレンド
適合度5/5
・うらはらティーチャー
適合度4/5
・おまけ
適合度5/5
(トータル適合度43/60*100=71)
適合度の計算の仕方については検討中なので暫定値です。
収録作の一部には「+」とついて後日談的な物が一緒に乗っているのですが、それも含めての評価ということになっています。中身の話について……は、全体的な話のノリは前単行本の「はじらいブレイク」とおおむね同じで、要するにおおむね満足といったところでしょうか。1つ不満があるとしたら、タイトルにもなっているレンアイサンプルが複数プレイありなところでしょうか。これスミヤ先生の「センテンス・ガール」の時も同じこと思ったんですけどね。
こういう単行本で一番いいところはやっぱりあとがきとか後日談的な「+」の部分だという感じがします。元々の話がハッピーエンドだったならそれがさらに補強されるわけで、仮に案ハッピーエンドでもあとがきでハッピーエンドになってたらそれはそれで嬉しいですし、この方式もっと浸透してくれればより成コミの単行本売れるんではないでしょうか。加筆後日談が好きな人がどれくらいいるのかは分かりませんが……。