【宣伝】第二十回文学フリマに参加します
相も変わらずぎりぎりの告知ですが文学フリマに新刊がコピ本で出ます。タイトルは「エンドビレッジ・アンドビッチ」です。サークルは絶望系青春同盟、配置はウ-27です。
表紙はこんな感じの画像を使う予定となっています。巫女さんの女子中学生とかよくない？ 内容的には前回とか前々回に出した「ハインダー・ハイエース」と同じ尾輪里村を舞台とした男子中学生と女子中学生のアレコレといった話になっております。今回、タイトルがだいぶ前から固まっていたのですが、いざ書き始めると全然タイトルのような話にならんやんけ！ と憤りを覚えながら書き進めました。
毎年のことなのですがこの時期って家の田畑が忙しいうえに全然雨が降らないという条件も重なって色々な時間を取られていたのでこの一週間は結構寝不足です。艦これに至ってはイベント海域に手を付けていないどころかデイリーすら滞っているという有様ですが、毎日の水かけのせいかもあり野菜類の生育は順調です。今年の注目株はキャベツとゴボウで、去年まいた種が無事に冬を超えて立派な葉をつけているのがまことにうれしいです。
話が脱線しましたがとにかく文学フリマに参加しますのでなにとぞよろしくお願いします。
サークル情報c.bunfree.net
【Hearthstone】アリーナ12勝達成！
1年近くやっているHearthstoneのアリーナでようやく12勝することができました。
いやあラストのメイジ3連戦は強敵でしたね……。
・デッキ雑感
メイジ三種の神器であるFireball、Porymorph、Flamesirikeは完備。FBとFSはそれぞれ3枚という贅沢っぷり。ピック支援ツールを使ってピックしましたが、4枚目のFBはNever pickが出ました。しかしマナカーブガバガバやな。
その他の4コスは皆大好きChillwind Yetiが2枚、ドローソースとなるCultMaster、アドなら任せろPiroted Shredder、4コス最強ミニオンWater Elementalとかなり優秀な面々。5コスでは除去のされずらさに定評にあるSpectral Knightが2枚、最強TauntのSludge Belcher、レジェンダリーのLoathebもピック。Sunwalkerもピックして守りも万全。しいて言えば2コスミニオンが少なかったのですが、Kirin Tor Mageが意外といい仕事をしてくれました。このカード個人的評価としてはそこまで高くなかったのですが、なんだかんだで3/4/3のサイズは便利でした。次ターンにヒロパと合わせるとライフ5のミニオンも倒せるのが結構強い。それでも序盤が弱いのには変わりないのですが、上手いことマリガンで低コスミニオンを引けたのは運が良かった。あと、相手がFlesheating Ghoulに対して何らかの対処をしてくれるので自然とテンポが取れていくように感じた。
・12戦の流れ
怒涛の11連勝で駆けあがっていった。多少序盤で盤面を取られてもイエティやSK、FSで盤面を取り返して負ける要素はない状態で負けなしの11連勝。9勝目ぐらいでこれはさすがに12勝来たんじゃないかという予感が湧き出す。5～7戦目でプリーストとも当たったが、イエティにパイロット、SKとアタック4のミニオンが次々並んで何もできずに死んでいって少しかわいそうだった。10戦目から当たるのはパラディン、メイジ、メイジ、メイジ。パラディンにはブリザードからのFSでWell Playedを貰いました。11連勝からの2連敗したわけですが、どちらもトップデッキ顔面FBを喰らって死にました。特にWolfriderからのFBヒロパで殺されたときは悶絶した。11-2からの最終戦。手札が若干事故ったうえにIce Blockを張られたりまさかのMajordomo Executus降臨と驚きの展開でしたが最後は相手がコンシードしてくれました。
報酬はまあ……うん……
BRM4週目楽しみダナー
【漫画感想】三巷文「こんなこと」
三巷文先生の処女単行本である「こんなこと」がようやく発売されましたね。成コミの単行本はなかなか出ないもので、ネット上に不正アップロードされているものを見てその作家の存在を知り、じゃあ単行本は出てないのか？ と調べても全然ない……という状況が多々あります。そういう意味で三巷文先生の単行本を待っていた人というのは多いのではないでしょうか。私ももちろんその一人であります。
感想の書き方については以前と同じように行きます。こちらを参照してください。
【漫画感想】ホムンクルス 「レンアイサンプル」 syousiki.hatenablog.com
【漫画感想】左カゲトラ「はつじょーでいず」syousiki.hatenablog.com
作者
三巷文（みなとふみ）
出版社
ワニマガジン
収録作品
・家出イトコ
適合度5/5
・Revenger×Massager
適合度5/5
・あにかん！？
適合度1/5
・Don't touch me!
適合度5/5
・unplugged
適合度5/5
・メヂカラ
適合度4/5
・ちいさなくま
適合度4/5
・おおきなくま
適合度4/5
・Sweet10…
適合度5/5
・ふたりの部屋
適合度5/5
・かりものの
適合度5/5
・プライベートスタンダード
適合度5/5
・ONE PLAY
適合度4/5
・ハナアザミ
適合度2/5
・スペアキー
適合度5/5
・月蛍抄
適合度3/5
・ライラックの頃
適合度5/5
（トータル適合度63/75*100＝84）
……自分でもびっくりするほどの高得点が出ました。また4点のところも限りなく5に近い4点なので、点数自体はもうちょっと挙がってもいいかなと思えるくらいなのがまた驚き。不器用な少年と少女の初セックスが作品のほとんどを占めていますが、その不器用さがワンパターンにならず多種多様なのがとてもいいところです。ただ男の側が主導権を握るものがまたほとんであり、「かりものの」「ふたりの部屋」みたいなので比率が1：1くらいになってくれればなお良かったかなと思います。初セックスからの忘れてたファーストキスほんとすき。あと、せっかく初体験同士の話が多いんだからコンドームの出番がもっとあるべきだったのではと感じました。
それと、三巷文先生の絵は髪が魅力的ですね。ボリュームのあるというかちょっと野暮ったいような感じの量の多い髪がすごく好きです。
【艦これ】叢雲改二おめでとうございます
4月10日のメンテナンスで叢雲改二が実装されましたね。初期艦が叢雲で唯一のケッコン艦である私も早速改二へと改装しました。
あとから調べたら改装レベルは70らしいですね。まあケッコンしてる私には関係ない話でしたが。
叢雲改二ほんまおめでとう。
性能的には吹雪改二には及ばず、特に尖ったところのないバランス型といった感じにまとまりました。とはいえ目立った弱点といえるところもないので、私の鎮守府ではレベルが一番高いので他の改二駆逐艦よりも回避などの面が高いので十二分に主力として通用するので問題ないですね。
で、想像に難くない話ですが割と賛否両論らしいですね。気持ちは大いにわかります。特にグラについては、改の頃と大きく変わった点がいくつもありました。
・制服のデザインが変わった
元の長袖からセーラーカラーがなくなり、半袖の黒インナーになりスカートにもスリットがつくなど、少し露出が多くなりました。個人的には元の長そでの露出が少ない服装のほうが好きですが、wikiなどを見ると改装を受けたイメージらしいです。でもやっぱ長袖のほうが好きだなあ…。
・全体的に肉付きがよくなった
元の叢雲は中破絵の見目麗しい肋骨などから分かる通りやせ気味の傾向がありましたが、改二になってストッキングのゴムの部分に肉がのっていたり、露出するようになった上半身などから肉付きがよくなったように見受けられます。特にストッキングの点については「これだ！」という人も多いようですが、個人的には元の痩せすぎとも思える体系が好きです。
・髪のボリュームが増えた（ように見える）
動きがある絵なのでそう見えるのかもしれませんが、髪がもふもふしたい感じになりましたね。
と、まあグラに関してはあまり好きな変更点がないです。点数をつけるとしたら79点といったところでしょうか。できればもうちょっと欲しいなあと思うところです。とはいえ、新規ボイスがどれもこれもいいのでほぼ帳消しといってもいいでしょう。
・時報ボイスの追加
秘書艦にしての放置しがいが増えました。他の艦娘の名前を出すことも増えたのでぼっちとかよその子とかいわれてるのも解消してくれたら嬉しいことこの上ないですね。しかし叢雲まで手にかけるとは古鷹って本当にタラシですよね。
・全体的にデレが増えた
バレンタインボイスの頃からですがツンデレキャラとして正統進化したという印象です。特にケッコン済みの身としては非常に嬉しい追加でした。全体的に肉付きがよくなった点も含め、「栄養不足気味の子どもが自分に懐くようになって栄養状態も良くなり、段々と世話を焼いてくれるようになった」感が出ていてとても素晴らしいです。レベル足りてない人カワイソウ。
と、いうわけで全体としては叢雲改二には非常に満足しております。叢雲を初期艦に選んだ人、叢雲ケッコン予定の人、叢雲×初雪が好きな人、古鷹×叢雲が好きな人、叢雲×白雪が好きな人、なるべく早く改二にしてあげましょう。叢雲が別に好きじゃない人は夕立改二牧場とか吹雪改二牧場とかしとかばいいんじゃないですかね。強いし。
【Hearthstone】BRM一週目を終えて
HearthStoneの新規拡張であるBRMの一週目が解放され、そろそろ二週目も解放されようかという時期になりました。二週目が始まる前に一週目のカードの雑感などを述べていこうかと思います。
とりあえず一周目のカードで一番の注目カードは「Emperor Thaurissan」でしょうか。手札を多く貯めるコンボデッキと相性がよく、特にハンドロック、ロアコンボを入れたドルイド、スペルでライフを削るフリーズメイジ、マリゴスシャーマンなどで力を発揮するかもしれません。コンボ自体はなくても、ヒーローパワーを使って手札を温存することが多いウォーリアーや、手札にスペルを貯めこむことが多いローグなどでも有用でしょう。反対に相性が悪いのはメックメイジやフェイスハンター、zooなどで採用されることは少なくなりそうです。
次に面白いカードは「Grim Patron」でしょう。このカードはニュートラルではありますが他のスペルとの兼ね合いを考えれば実質的にはウォーリアー専用カードといってもいいでしょう（メイジのヒーローパワーやワイルドパイロマンサーとの組み合わせもありえますが、相手ターンの全体除去に耐えられません）。一番の狙いはWarsongCommanderと組み合わせによる1ターンでの大量増殖や、そこにWhirlwindなどを加えた1ターンキルなんてロマンコンボもありえます。前記したEmperor Thaurissanを前ターンに出しておけばコンボに必要なマナが少なくなるので、さらに大量に増殖させることが可能です。ウォーリアーといえばエピックやレジェンダリーが何枚も欲しいコントロールデッキが主流でしたが、このカードを起点としたデッキバリエーションが増えることを願います。
ミルローグの強化に一役買っているのは「Gang Up」です。ミル系のデッキで必ず採用されているColdlightOracleをコピーしたり、AntiqueHealbotをコピーして体力の大幅回復などに使われています。もっとも、ミル系のデッキは現環境で多いフェイスハンターやメックメイジなどのしばしば手札が切れるデッキとは相性が悪いため、そこまで脅威となることはないでしょうが……。
反面、「Dragon's Breath」や「Resurrect」はそこまで使われていないように感じます。メイジはすでにファイアボールという優秀なスペルがあるため、Dragon's Breathのような状況を選ぶスペルをあえて採用する必要がないという点が大きいでしょう。Resurrectも、効果自体は優秀に見えますが2ターン目に使用したとしても、召喚されるのは精々NorthshireClericやZombieChowで、あまり嬉しいミニオンとは言えません。無論3ターン目に召喚したInjuredBlademasterが4/7で復活すればおいしいのですが、それをやるくらいなら4ターン目にはサークルコンボをやっていることが多い、というのがプリーストの現状でしょう。パラディンのShieldedMinibotのような優秀な2コスミニオンが復活するなら文句なしですが。
最後になりましたが、ハンターの「Quick Shot」も強力なカードです。アグロをさらに強化するカードで、ドローが出来なくても2コス3点のスペルは腐りづらく、たいていの2コスミニオンを除去できる他、とどめの場面で敵ヒーローのライフを削る際などに重宝するでしょう。
全体を見てみると、naxxのときのような単体で強いカードよりもカード同士のシナジーやコンボを強化するような効果のカードが多いことが分かります。現時点ではアグロが強いゲームデザインとなっているので、それに対抗するカードということになるのでしょうか。最も、それならなぜミラクルローグを完全に殺したのか、って話にもなりますがね。
【艦これ】ケッコンカッコカリのここが気に食わない
実装直後にも同じようなことを書いてますが、今回また改めて箇条書き形式で書いておこうと思います。
1.システムの名前が気に食わない
ケッコンカッコカリという名前が企画段階の仮称をそのまま持ってきました感がすごくてどうにも好きになれない。
「艦娘との信愛度システムなんだけど、とりあえず結婚（仮）で進めといて」
「そろそろ結婚（仮）実装しますか。正式名称どうしましょうか
「なんかガールフレンド（仮）って流行ってますよね、それで行きませんか」
みたいな会話の流れで決まったんじゃないかという妄想にさえ取りつかれてしまう。
2.重婚可能なのが気に食わない
仮にもケッコンとついているのに複数できてしまうのが納得できない。ハーレムが好きだ！ という人もいるでしょうしここは重婚可能な世界なんだ、といわれればそれまでですし、カッコカリなんだから別にいいじゃんという説もありますがじゃあケッコンって名前にしなけりゃよかったろうがと1に戻る。
3.ケッコンのメリットが大きい艦とそうでない艦がいるのが気に食わない
ケッコンした艦は基本性能が向上するほか、燃費が改善します。これを考えると、ケッコンするならイベントなど出番があり燃費が良くない大型艦としたほうがお得だということになります（特に大和型や正規空母等）。そんなこと気にしないで好きな艦とケッコンしたらいいじゃんという意見もあるかと思いますが、それでも大和型の運用コストは大きいですし、愛情の問題じゃなくてシステム的なところで損をさせられるのはなんとなく嫌です。
4．経験値が勿体ないという言説が気に食わない
意味が分からない。
5.重婚が嫌だというと課金を渋るなといわれるのが気に食わない
ただのレベルキャップの解放だけなら複数課金しても別に構わないのですがそれにケッコンという名前がついているからやりたくないという話。逆にケッコンじゃなかったら課金しないという人もいるかもしれませんがそれはまた別の世界の住人の話だなあと思います。
6.これらのことをいうと愛情が足りないとかいわれるのが気に食わない
なんで人に測られないといけないのか。
【日記】 青森旅行1日目その2「二年越しの飲み屋」
駅の売店で煙草を買ったのち、再び八戸線に乗って八戸駅へ戻る。ロッカーに預けていた荷物を受け取ってホテルにチェックイン。予約する際に名前を間違っていたりして多少手間取ったものの鍵を受け取って部屋に。まずしたことは携帯の充電。使い始めて4年目になり、だいぶバッテリーの持ちが悪くなってきていた。備え付けのお茶を飲むためにお湯を沸かしつつ、テレビをつけて煙草の封を開ける。
買った煙草はKENTのSシリーズという普通の煙草よりも細い、少し変わったもの。以前親が吸っていたのを見たことがあったのでなんとなくそれを選んだだけで特にこだわりがあったわけでもないし、そもそも煙草なんてそれまでほとんど吸ったことがない状態だった。一本取り出し、口にくわえて先端に100円のライターで火をつけて吸い込む。もちろんむせた。今回の旅行の間、煙草でも吸ってみるかと思いながら考えていたのはこの画像のことである。
煙草を吸っているなんていいつつ、ただ火をつけているだけでは駄目だろうという意識がなんとなくあった。むせこんだりはするものの、深く煙を吸い込み、飲み込む。喉が痒いような感覚に耐えつつ大きく息を吐き出す。残った煙が口から伸びるのが、鏡に映っていた。これが煙草というものか…と思いつつ、もう一度吸ってみる。またも咳き込みそうになるが、そこまで悪くない、というのも同時に思った。吸わないと落ち着かない、という人の気持ちはイマイチわからないが、この感覚を味わうために吸う人というのはやはりいるのだろうなという気はした。
テレビのチャンネルはNHKの地方局に合わせていた。普段馴染みのない店や土地の紹介をされても具体的にどの辺を指すのかが全く分からない。岩手県なら内陸沿岸という分け方はあまりに広すぎるのではないかとか気仙沼って宮城県と岩手県のどっちだっけなんてことも思うのだが、知らない地域のニュースはどこそこといわれても距離感が全くつかめない。無論それが面白いところであるわけで、私はしばらくNHKをつけていた。バラエティは全国どこで見ても同じだろうが、ニュースや天気予報はバラバラなのだ。
しばらくニュースを見ながら荷物を整理したり、有料チャンネルの内容をチェックしたり、沸いたお湯で唐辛子梅茶を飲んだりしている間に、時間はそろそろ夕飯になろうかという頃になっていた。安いビジネスホテルなので食事なんか出るはずがない。携帯もだいぶ充電できたところだったので、そろそろ出発することにした。鍵をフロントに預けて外に出る。外はまだ夏ということでさほど暗くはなっておらず、ちょっと薄暗い程度だった。
どこで飲み食いをするかについては、二つの案があった。まずは全く知らないところに入ってみる作戦。とはいえ徒歩で歩ける範囲でどこにどんな店があるのかなんてのは把握していないわけで、散々歩いても無駄足だったという可能性もある。もっと早い時間に出発していればある程度の目星をつけておくこともできたが、後の祭りである。そこで採用したのはもう一つの案、2年前に入った居酒屋に入ることである。あの時は一人で酒を飲むなんてのも初めてであり、色々と計算通りにいかなかったところもあったのを、リベンジするというわけだ。
入った居酒屋は駅から徒歩で10分程度のところにある、母娘三人でやってる店である。居酒屋というよりは小料理屋といったほうが正しいだろうか。前回の失敗は、最初から晩酌セットなんてものを頼んでしまったことだ。確かに楽ではあるが、自分の好きなものを以外が出てきて、それでいて結構な値段を取られるのだからちょっと損した気分になる。なので、今回はそういった類のものは頼まないと決めていた。そもそもそんなに酒に強くないのだから、控えめにしておこうという気持ちもあった。
カウンターの席に座った私はとりあえず生中を注文。いつも思うのだが、生中というのは結構量が多いと思うし、大体ビールというとそれしかないのは何故なのだろう。生（小）は存在しないのか、存在したとして何故メニューには載っていないのか、と疑問は尽きない。煙草に火をつけるのとほぼ同時にお通しの枝豆と一緒にビールが運ばれてきた。枝豆はまだまだ旬だ。この時期になると家でも取れるし余所の家や親戚からも畑から抜いたものをそのまま貰ったりもするくらいだ。ビールを飲みつつ、壁に貼られているメニューやホワイトボードに目を向ける。普段からあるメニューのほかにも、その時々で仕入れたものがメニューとして並ぶようだ。私はまずつぶ刺しを注文した。
つぶ刺し
八戸は海に近いので、どうせ食べるなら肉よりも海鮮類のほうがいいだろうという意識があった。こりこりとした触感で非常においしい。続いてかれい刺を注文
かれい刺
かれいといえば普段は煮魚にして食べることが多いので、刺身というのは珍しい。その場で調べてみると、かれいの旬は今の時期らしい。味自体は淡泊だが歯に残る食感があり、噛むと味が出てくる。
ここで日本酒陸奥八仙を注文
日本酒にかんする知識は全くといっていいほどないので、メニューに載っているものを適当に注文した。なんとなく青森っぽくて値段も手頃とかそんな理由だ。しっかりと日本酒の味と香りがするが、甘口で飲みやすいお酒だった。
ここまで枝豆を除き冷たいものが続いていたのでほっけ焼きを注文。油と塩、という美味くないはずがない組み合わせに箸が進むし酒も進む。ほどほどにしておこうと思っていたはずなのにだいぶ酔ってしまっていたし、気がついたら煙草を五本ほど吸っていた。前回はここからさらに酒を頼んで更に酔っ払い満腹で結構な金額を払ってしまった反省から、ここいらでやめることにした。会計は全部で三千円しない程度だった。
ここでほどほどにしておいたのはもう1つ理由がある。それは飲んだ後のラーメンである。二年前はそのまま同じ店でラーメンまで食べて帰ったが、今度はせっかくだから別な店で食べようと決めていた。こちらも、少し戻ってこれまた駅前のラーメン屋である。もちろんチェーン店なんかに入るつもりはない。佇まいがなんとなく古くさいが、外に漏れる電気が明るい店があったのでそこに入った。
店内には誰もおらず、初老の店主らしき男性が一人厨房に立っていた。カウンターの席に座ると、おしぼりを渡されたので、手を顔を拭きつつ味噌ラーメンを注文する。腹を満たすわけではないのだから、大盛りの味噌チャーシューメン味玉付みたいなものを頼む必要はない。味噌ラーメン、それだけよかった。
締めに味噌ラーメン食べる
出てきた味噌ラーメンは期待していた通りの姿で現れた。モヤシにニラ、人参と豚ばら肉。いかにも味噌ラーメンといった感じの味噌ラーメンだ。麺をすすっていると、夫婦とその友人と思しき3人組が入ってきた。この三人は店主の知り合いのようで、どこかに旅行に行った時の話をしていた。三人組はビールとギョーザを注文し、私がラーメンを一通り平らげる頃になると焼きあがったギョーザが運ばれていった。うまそうなギョーザだったが、ラーメンを食べた時点で満腹であり、これ以上何かを食べる気にはなれなかった。ここでも煙草を一本吸ってから、代金を払って店を出た。
ホテルに変える前にコンビニに寄った。この時点でだいぶ酔っていたことは自覚しており、このままでは翌日の活動に支障が出かねない。水と糖分を摂取しなければならない。酒を飲んだ後はブドウ糖。ラムネ菓子を探したが、アンパンマンラムネしかなかったので仕方なくそれを購入。さらに板チョコと、明日の移動の暇つぶしになるように天牌の単行本、さらにポカリスエットといろはすを購入した。
再び携帯を充電しつつ、ホテルでだらだらと過ごす。ラムネを口に運びつつポカリスエットを飲む。テレビで明日の天気を確認。風呂に入りたかったが、酔っているために起き上がるのがおっくうだった。引き続きラムネを口に運びつつポカリスエットを飲み続ける。そんなことを続けているうちに眠くなってきてしまい、起きてからシャワーを浴びることにしてそのまま眠った。
to be continued…
